現在地は「0.1合目」。壮大なビジョンの実現に向けた、格闘の歴史と描く未来

ー 創業期から支える元BCG同期とファインディを紐解く

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インタビュイー

佐藤 理恵さん

ゴールドマン・サックス証券投資銀行部門にて、企業のM&A・資金調達アドバイザリーに従事後、ボストン コンサルティング グループに転職。企業の戦略立案・実行サポート業務に従事し、プロジェクトリーダーも歴任。その後、2015年に独立しCrescendoの共同代表に就任。

山田 裕一朗さん

ファインディ株式会社 代表取締役社長

同志社大学経済学部卒業後、三菱重工業、ボストン コンサルティング グループを経て2010年、創業期のレアジョブ入社。レアジョブでは執行役員として人事、マーケティング等を担当。その後2016年にファインディ株式会社を創業。

BCGに同期入社したことが二人の出会い。ファインディの創業期から携わる

― まずは佐藤さんのご経歴について教えてください。

佐藤 ゴールドマン・サックス証券(以下、GS)の投資銀行部門で企業のM&Aや資金調達の支援等を経験した後、ボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)に転職しました。

BCGでは、主に小売・消費財・メディア企業における成長戦略(新規事業開発、M&Aなど)及びマーケティング戦略を担当していました。

その後2015年にフリーランスとして独立し「ソーシャルセクターが官民と並ぶ力を持つ本当の意味の第三セクターとなって、官民と連携し社会的・経済的・環境的により良い社会の実現に向け、次々と社会課題を解決していける世界の実現を目指す」と掲げているCrescendoの共同代表に就任しています。

― 佐藤さんと山田さんはいつどのようなきっかけで出会われたのですか?また、ファインディを佐藤さんがお手伝いすることになったきっかけも教えてください。

佐藤 山田さんと私は、BCGに2009年4月1日付けで中途入社した同期です。

私の斜め後ろの席に山田さんが座って仕事をしていたことを覚えています。ファインディさんのお手伝いをさせてもらうことになったのは2017年からなので、まだ創業して2年目の頃でした。

山田さんからふと「手が足りないから手伝って欲しい」と連絡をもらったことがきっかけでした。

山田 2017年2月くらいでしたよね。金融機関からお金を借りたり、補助金を申請するのに事業計画を作り込む必要があり、佐藤さんのことを思い出しました。

BCGで一緒に働いていた時から佐藤さんがモデリングに強いことは認識していましたし、独立されたという話も聞いていたので、手伝ってもらえないかと思い連絡をしました。

きっかけはこのような形でしたが、現在はファインディも複数の事業を抱える企業に成長し、社員数も100名を超える規模になってきました。優秀な若手人材も豊富に揃ってきている中で、佐藤さんには彼らのサポートとして事業計画を一緒に作ってもらうことなどもお願いしていて、メンバーを経営人材に育てていく非常に重要な役割を担ってもらっています。

― BCGで一緒に働いている際の山田さんの印象はどんなものでしたか?

佐藤 設定した目標に着実に到達する意志の強い人というイメージでした。どんなに上司にボコボコにされても、めげずに前に進み続ける姿をたくさん見ていました。

また、チームプレイが上手で、人を大事にするというところも当時から山田さんの特徴として感じていましたね。いい意味で、当時と今の山田さんは変わっていない部分が多いのかもしれません。

一方で起業をされてから変わったといいますか、進化した部分としては決断する力かなと思います。経営者として大切な決断力は明らかに当時よりも進化している部分だと感じるので、私の役割としては山田さんが適切な意思決定ができるよう材料を集め組み立てるところだと考えています。

― 佐藤さんから見て、山田さんの強みと弱みはどういう点にあると思われますか?

佐藤 強みは先ほどもお伝えした通り、目標設計とそれを達成する実行力、加えてチームを組成し巻き込んでいく力だと思います。実際にファインディは組織の状態が非常に良く、どなたとお仕事をご一緒しても心地良いんですよね。

私自身、こんなに長い間関わらせてもらうことは想像していませんでしたが、素晴らしいメンバーが集まっているので、まだまだ皆さんと一緒に仕事をしていたいと思っています。

弱みとしては、俗に言うイケてる社長っぽく見せることでしょうか(笑)。山田さんの性格からすると、そういった類のコミュニケーションは苦手なことがなんとなくわかりますよね。

山田 泥臭くやり続けることは得意な方かもしれませんね。やり続ける中で、周囲の方に教えを請うことを恥ずかしいと思わず積極的にやっているよねと言われたことがあります。

佐藤さんもそうですが、多くの外部の有識者の方に顧問としてお手伝いいただいていることも一例です。社員にもよく「成長を早めたければ、実際にやったことがある人に教えてもらうことが一番早いので、恥ずかしがらずにやりましょう」と伝えています。

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成長マーケットで、地に足をつけ着実に成長してきた背景には「社員への想い」があった

― 創業期から今に至るまで6年以上お手伝いされていらっしゃるわけですが、そもそも佐藤さんがファインディをお手伝いすることを決めた要因はなんだったのですか?

佐藤 山田さんとCTOの佐藤さんから覚悟と本気度が感じられたからです。

私が独立を決意した経緯は、先ほどもお話した通りソーシャルセクターやソーシャルビジネスをサポートしたいという想いからになります。私が捉えているソーシャルビジネスというものは、社会課題の解決を追求している事業であれば全て当てはまるものだと解釈しています。

一方で、社会課題の解決というのは生半可な気持ちでできることではありません。そこには、経営陣の方々や組織としての本気度が重要です。私がお仕事を引き受けさせていただくか否かの基準は、この本気度を感じられたかという点にあります。

ファインディさんの場合も、いくら山田さんとBCG時代に一緒に働いていたからといえど、本気度が感じられなければお断りしようと思っていました。ただ、山田さんと佐藤さんからは本気でエンジニア領域の負を解消したいという思いが伝わってきたのです。

具体的にどのフレーズや場面からそれを感じられたかというと難しいのですが、直感的にそれを受け取ることができましたし、この二人が見ている景色を一緒に見たいと私自身が感じられたことが決め手でした。

― ファインディの成長性について、お二人はどのようにお考えですか?

山田 創業当時は、ここまで追い風の状況になるとは思っていませんでした。

私がファインディを創業した背景には「私たちの子供の世代に、豊かな日本で生活をしてもらいたい」という想いがあります。先人たちがものづくりの領域で世界を席巻し、豊かな日本を作ってくれたからこそ、今の私たちが存在しています。

一方で、ソフトウェアやアルゴリズムの領域においては、今の日本は世界に遅れを取ってしまっているように感じます。だからこそ、この領域で日本が世界と戦えるように支えることが、私たちの子供の世代に豊かな生活をもたらすことに繋がると信じ、ファインディの創業に至りました。

創業当時と比較し、よりグローバルでの競争は激化しています。だからこそ、ファインディの存在意義も高まりますし、成長する余地も拡張していると感じています。

佐藤 ファインディは「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」というビジョンの実現に向かって進んでいます。このビジョンの達成に向け、エンジニア個人を支えることはもちろん、企業のテクノロジーによる変革を支援することにもアプローチしています。

これらの市場を俯瞰してみると、間違いなく拡大する傾向にあると思っています。エンジニアに対する需要は日々増大し、エンジニアとして働く方々も増えていくでしょう。

また企業におけるテクノロジーを活用した変革も、グローバルで見れば既に加速している状況です。このような大波の中心にファインディが存在し、発生する課題を次々と解決することが、ファインディの可能性を無限大にすることにも繋がると思っています。

― お二人からもあった通り、今では成長市場のど真ん中にいるファインディではありますが、今までに会社が立ち行かなくなりそうな危機的なタイミングはあったのですか?

山田 それはありませんでした。これは私自身の性格でもありますが、とことん石橋を叩いて渡るように経営をしてきています。これはひとえに、同じ船に乗ってくれている社員にお返しをしたいという想いから来ています。

メディア等でスタートアップが高い壁にぶち当たり、乗り越えてきた体験談などが取り上げられていますが、それはそれで素晴らしい経験だと思います。一方私の考えとしては、やはり人の成長は事業の成長に比例するものだと思っています。事業が停滞しているタイミングは、人の成長も停滞してしまう。貴重な20代、30代を賭けてくれている社員にそのような経験をしてほしくないのです。一歩ずつでも事業が成長し続けていれば、停滞することなく人も成長し続けるはずです。

事業が成長し続けていれば、小さくとも新しいチャレンジをし続けられる。その結果、個人としても成長し、ファインディで働けてよかったと社員に感じてもらえる。こんな状態を維持できることが重要だと考えています。ある種、社員一人ひとりが自分の人生をファインディに投資してくれているようなものなので、きちんと恩返ししたいと思っています。

また、長くファインディで働いてもらいたいとも思っています。私たちのようなバーティカルな領域でビジネスを行っている場合は、領域を深ぼれば深ぼるほど提供できる価値が高まっていくものです。ファインディで働いてくれる時間が長ければ長いほど、社会にとって意義のある仕事ができていることが味わえると思っていますし、そのようなメンバーが増える組織にしていきたいと思っています。

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ビジョンの達成に向けた小さな型はできた。世界のエンジニアの可能性を拡げる存在に、ファインディ自身も成長していく

― 今のファインディはビジョンの達成に対して何合目にいると思われますか?

山田 敢えて言うなら、0.1合目くらいですかね。尺度として私が考えているのは、やはり時価総額だと思っています。これは「1兆円企業を作りたい」とか「時価総額○円を達成したから○合目」ということを言いたいわけではありません。

私たちが掲げるビジョンを達成し、世の中を変えるための手段として、時価総額が必要という話です。例えば日本を代表する大手企業がパートナーシップを組む相手を探す時に、名もなき小さなベンチャーか同規模の信頼性の高い企業のどちらを選びやすいかと言えば、圧倒的に後者が有利になると思います。そういった意味で、私たちが目指す世界を実現するためには、まだまだ私たち自身の価値に伸び代があると考えています。

目指すビジョンや組織規模などの大きさに優劣はないと思っています。凄く美味しいパン屋さんが存在しているから私たちは幸せに生きていられる側面もありますし、NPOの方々の存在が貧困に苦しむ世界の人々を救っている側面もある。それらは本当に素晴らしいことだと思っています。

あくまで私たちファインディの達成したいビジョンを鑑みると、もっと大きく育たないとやりたいことができない。この育てる過程を楽しみながら、日々格闘しています。

― 最後に、佐藤さんがこれからのファインディに期待したいことはありますか?

佐藤 ビジョンの達成に向けて、小さな型はできつつあるのかなと思っています。今後はそれらが色々と化学反応を起こしながら、形をどんどん整えていき、大きく育っていくのだと思います。

最近、エンジニアの方に対してファインディのメンバーが面談をしている模様を拝見させていただく機会がありました。私はそれを見て強く感銘を受けました。面談を担当していたメンバーが、ファインディの売上や利益ではなく、何よりも面談相手であるエンジニアの方の人生に向き合う姿勢が徹底されていたからです。ファインディの売上や利益を第一優先で考えるのであれば、ご転職を積極的にご検討いただいた方がいいですよね?でも「目指す将来キャリアに向けて、当面は現職でキャリアアップしていくという選択肢もあると思う」と真剣に伝える姿がそこにはありました。「山田さんと佐藤さんが創業期にやりたいと思っていたことが、きちんと形になっているな」と実感しました。

組織の状態は非常に良いと思います。この勢いで、国内はもちろんグローバルに羽ばたいてもらい、世界のエンジニアの可能性を拡げてもらいたいと思っています。

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