「ファインディらしさ」を追求し、事業サイドとつくりあげる

ーファインディ・デザインチームとは

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インタビュイー

向 晃弘さん

デザインチーム チームリーダー兼Findy転職事業部 プロダクトマネジメントチーム チームリーダー

面白法人カヤックでエンジニアとしてキャリアをスタートし、その後株式会社レアジョブにて研究開発のリーダーを務める。 ファインディではデザインチームとFindyのプロダクトマネジメントチームのチームリーダーを兼務し、「つくる」事に関して幅広く携わっている。

ビジョンの実現に向け、自分たち自身が挑戦し続けているところに魅力を感じた

― ファインディにご入社される前の、向さんのご経歴について教えてください。

 元々ものづくりが好きだったこともあり、面白いものがつくれそうだと言うことで新卒で面白法人カヤックにエンジニアとして入社をしました。入社してから、バックエンドからフロントエンドまで幅広く経験した後はデザインや企画周りの業務を経験させてもらいました。

その後、オンライン英会話のレアジョブに転職をし、AIを活用した英会話のテストを作る等のR&Dに携わり、今に至ります。

― ファインディには最初は副業でジョインされたと伺いました。どのようなきっかけがあったのですか?

 代表の山田さんとレアジョブ時代に1年ほど、同じチームで仕事をしていました。

その後、山田さんはレアジョブを卒業しファインディの起業準備に入られたのですが、その際にプロダクトのUX周りの相談などをもらい山田さんとCTOの佐藤さんと私の3人で、副業という形ではなくシンプルに議論をするような形で関わっていました。

その後、正式にジョインするまで副業として4〜5年ファインディに携わっていました。

― 副業で4〜5年ほど関わった後に正式にジョインされるわけですが、そのタイミングと理由を教えてください。

 正式にジョインしたのは、2022年の1月でしたが、実はそれ以前に1度、山田さんから「正式にジョインしないか?」というお誘いはいただいていました。

一方その時の私としては、ファインディに貢献するには自分自身の能力がまだ不十分ではないかという思いがあり、正式ジョインは見送り、副業を継続することになりました。とはいえ、ファインディ自体のことは好きでしたし、魅力を感じていたので、私自身の決心ができたタイミングに入社をしました。

― ファインディのどのような点に魅力を感じていらっしゃったのですか?

向 「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」というビジョンの実現に本気で向き合っているところが最大の魅力でした。挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくるためには、ファインディ自身が挑戦しなければならないことがたくさんあります。

まだ世の中に存在してはいないが、ビジョンの実現に必要なことであればまずはやってみるというスタンスで「スキル偏差値」が生まれたりしています。

このように、成功するかどうかはわからないけれども、ビジョンの実現のために必要だと信じたものに対してトライ&エラーを繰り返す回数がファインディは多いと感じていましたし、チャレンジを推奨するスタンス自体が素晴らしいと感じていました。

加えて直感的な部分にはなりますが、山田さんと佐藤さんであれば成功するまで諦めないだろうという信頼があったので、ついて行こうと思った点も大きかったです。

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時間をかけずに速く良いものを作れるか。「ファインディらしさをつくり、とどける」ことの追求

― デザインチームのミッションを教えてください。

 「ファインディらしさをつくり、とどける」ことがデザインチームのミッションです。言葉にすると簡単なように見えるかもしれませんが、これがとても難しい。

そもそも「ファインディらしさ」とは何なのかという抽象的な部分から思考し、言葉にしてみたりビジュアルに落としてみたり、色々な角度からトライ&エラーを繰り返しています。

最終的には、プロダクトはもちろん、ファインディが社内外に向けてアウトプットする全てのものに「ファインディらしさ」が存在している状態が理想です。また、この「ファインディらしさ」はフェーズの変化によって変わっていく可能性が大いにあるものだと捉えています。

従って、私たちデザインチームは終わりなき旅の中にいるイメージで、ここに向き合い続ける必要があります。

― 具体的な業務はどのようなものでしょうか?

 具体的に示すと、デザインチームは大きく2つの業務を行っています。

1つはUXやUIの設計をはじめとした、プロダクトに関わるデザイン業務。もう1つは、コミュニケーションと呼ばれるプロダクト以外のデザイン業務です。

プロダクト以外のデザイン業務の例で言いますと、例えば広告用のバナーデザイン等がわかりやすいかと思います。先ほどもお伝えした通り、ファインディがアウトプットする全てのものに「ファインディらしさ」が存在している状態を追求しているのがデザインチームなので、全体をカバーするために、プロダクトのみならずコミュニケーション側も独立したチームを組成しています。

― 今はどのような体制なのですか?

 私を除いて正社員が5名、業務委託が6名の計11名チームです。

私がファインディに入社した時は、チームリーダーはおらず正社員が2名、業務委託が1名の計3名チームでした。そこから、デザインチームの組成を進め今に至ります。

私が入社した直後は、人数が少ないことはもちろん、プロダクトとコミュニケーションが分かれておらず、デザイナー1人が抱える業務量や思考の幅が広すぎたことが課題でした。それにより、デザイナー自らが主体性を持ち「ファインディらしさ」を追求し、事業サイドと連携しながらプロダクトに落とし込んでいく理想の流れを実現できずにいました。

この課題を払拭すべく採用を積極的に進め、プロダクトをメインで担うメンバーとコミュニケーションをメインで担うメンバーを分けることで、各メンバーが自身の役割にとことん向き合える環境を作りに行った結果が今のデザインチームの形になっています。

― 業務を行うにあたって、他部署との連携はどのように行われているのですか?

 例えばプロダクトのデザイン業務であれば、要望を受け取ったまますぐにデザインを作るのではなく、それに関わるメンバーにちゃんとヒアリングを行った上で、全体的な方向性と着地点をすり合わせていきます。

その上で、設計したデザインルールや一貫性を担保しつつ、ユーザーの皆さんにとっての使いやすさを鑑みて形にしていきます。デザイナーと言うと職人的なイメージがあり黙々と作業をしていると思われがちかもしれませんが、ファインデイにおいては他部署のメンバーとのコミュニケーションを積極的に行い、デザイナーの意志とステークホルダーのニーズのバランスを上手く取りながらものづくりをしていくことが求められます。

そういった点で見ると、プロジェクトマネジメントのスキルも身に付く仕事だと言えるかもしれません。

― 向さんがリーダーとして、デザインチームの皆さんに日々伝えていることがあれば教えてください。

 「時間をかけずに素早く良いものを作ってください」という話をよくしています。

つまりスピードとクオリティを二律背反にするのではなく、両方実現するにはどうすれば良いか考えて欲しいと。デザインチームがアウトプットするものが、受け取り手にどのような価値を提供できるのかという点は最も拘るべき部分だと考えています。

一方で、それを個人で考え続け時間がかかりすぎてしまうことは良いことではないと思っています。言い換えると、とにかくフィードバックをもらうことが重要だということです。

ファインディのようなスタートアップフェーズで事業成長のスピードが速い会社は、アウトプットするものの速度も意識する必要があります。従って、思考し、アウトプットし、フィードバックをもらい、再度思考し、アウトプットするというサイクルをいかに素早く回せるかということを意識してほしいと伝えています。

また、他部署メンバーとのコミュニケーションはもちろんですが、例えばファインディが主催するイベントにも積極的に参加してほしいと伝えています。イベントに参加すると、私たちがアウトプットしたものに対する来場者の方々の声を直接聞くことや、表情を目にすることができます。

私たちが表現したいと思ったことがきちんと伝わっているのかを、市場の反応として正確に判断できる貴重な場がイベントだと捉えているので、参加を推奨しています。

― やりがいや面白さを感じる部分はどこですか?

 先ほどもお伝えしましたが「ファインディらしさをつくり、とどける」ことは終わりなき旅ではあるものの、それが現時点でもできているということを実感しながら日々デザイン出来ているのは、やりがいや面白さがあるのではないかと思います。

例えば、デザインチームがアウトプットしたものに対して、社内の人たちがSlackで賞賛してくれる文化がファインディにはあります。社内で評価され、感謝されることは「ファインディらしさをつくり、とどける」ことを体現できていることを実感する貴重な機会だと思っています。

加えて「ファインディらしさをつくり、とどける」ことの全ての工程に関われる点もやりがいや面白さなのかなと思います。会社によっては、一部の工程にしかデザイナーが関われないということがよくあります。ファインディの場合はそうではなく、ファインディらしさという抽象的な部分を考えるところから、それを具体的な形に落とす部分まで一貫して関われる、そしてそれがまだまだ未完成で今後も進化していくという点が魅力だと感じます。

私個人で言いますと、デザインチームのメンバーがイキイキと働けている姿を見ること自体にやりがいを感じます。デザイナーというのは、会社が表現したいストーリーを形にし伝えていく伝道者のような立場ですので、その分プレッシャーもかかります。

そのプレッシャーを楽しみながら、イキイキと働いてくれているメンバーを見るととても嬉しくなりますね。

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「ファインディのデザインチームってイケてるよね」と評価される存在になっていきたい

― デザインチームで活躍できる人材というと、どのような方をイメージされますか?

 前提として弊社のバリューである「前向き・誠実・チームワーク・スピード・No.1」を体現いただける方ということ。加えて、デザイナーとして社内外に染み出していける方が活躍いただけると思っています。

他事業部に出向いて積極的にコミュニケーションを取ったり、社外の方々の声をイベントを通じてお聞きする中で「こういう風につくると、よりファインディらしさが表現できるのではないか」というヒントがもらえるものです。

これからの時代、デザイナーが自分だけで完結しようとしていては良いものがつくれなくなってくると思っています。どんどん色々なところに出て行き情報を集め、それをデザインに還元していけるような方が活躍できるのではないかと思っています。

― 最後に、今後チャレンジしていきたいこと、ファインディをこんな会社にしていきたいという想いをお聞かせください。

 現状、デザイン界隈で私たちのチームはまだまだ無名だと思っています。

今後は「ファインディのデザインチームってイケてるよね」と評価される存在になっていきたいです。そのために採用であったり、イベントの主催などは積極的にチャレンジしていきます。

私は「外からイケてると思ってもらえる」かはとても大切なことだと思っています。

イケてる会社というのは、売上や利益の点で成長しているだけでなく、意味のある社会課題を解決していると考えています。ファインディは、まさに意味のある社会課題の解決に挑戦しています。デザインチームはそれを支えながら、しっかりと表現しとどけていく存在であり続けたいと思っています。

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